こんにちは!
株式会社Story’s 代表取締役の佐藤です!
以前「ITエンジニアが必ず知っておくべき「2025年の崖」の概要について解説!」の動画の補足として、「【ITフリーランス必見】2025年の崖で受ける影響3選」として「ITフリーランスエンジニアと会社員のエンジニアの違い」について紹介しました。
目まぐるしい環境の変化により、ワークスタイルを考えるようになった昨今、ITフリーランスエンジニアになった方や目指したいと思った方も多いと思います。
働き方を選ぶためには、まずどんな働き方があるのかを知る必要があります。
既にご存知な方も多いと思いますが、今回は、「【全SEが共感!】私がITフリーランスになろうと思った理由」の動画の補足として、「ITフリーランスエンジニアの働き方」について、主となる下記の5つを紹介します。
- システムエンジニア
- プログラマー
- Webエンジニア
- インフラエンジニア
- セキュリティエンジニア
▼YouTube動画もよろしければご覧ください!
知るべきITフリーランスエンジニアの働き方5選
それでは、ITフリーランスエンジニアの働き方=職種の特徴を1つずつご紹介していきます。
①システムエンジニア
システムエンジニアは、お客様の要望ヒアリングから設計という、システム開発における上流工程に携わる職種です。
ITコンサルやディレクターとも呼ぶ方もいらっしゃいます。
具体的にはお客様である開発依頼者のご要望分析から定義付け、基本から詳細までの設計も行い、最終のシステム稼働のテストまで多岐に渡ります。
案件としては、お客様側のご要望に合わせたシステム設計や要件定義を行う案件が主となります。
システムエンジニアとしての案件を獲得するためには、実績や高い提案力が求められます。
プロジェクトチームの規模や状況によって、プロジェクトの統括も必要となりますので、全体の進捗管理や補完できるマネジメントスキルも重要となります。
システムエンジニアにとって必要な能力は、以下の通りです。
- お客様のご要望をまとめるシステム設計や要件定義、仕様書を作成する能力
- プロジェクト管理能力
- コミュニケーション能力
- プログラミング能力
システムエンジニアとしてフリーランスでの独立を目指す場合は、一般的にはシステム開発企業で基本的なプログラミングスキルを習得した後に、多くのプロジェクトで上流工程の経験を積む必要があります。
システムエンジニアには専門的な知識やスキルが必要とされるので、高額な案件も多い傾向にあります。
フリーランスになることで会社員として企業に勤めるよりもさらに収入が上がるケースが多いです。
プロジェクトによっては、エンジニアもプログラミング作業を行うことはありますが、基本的には上流工程の部分が担当となります。
開発依頼者が抱えている課題を解決するため実装可能なシステムを提案したり、現場のエンジニアとの密なやり取りをしたりするためのコミュニケーション能力も必要となります。
②プログラマー
プログラマーは、システム開発やソフトウェア開発における下流工程で、システムエンジニアが設計した仕様書に基づきプログラミングを行う職種です。
プログラミングを行うだけでなく、設計通りに動作するかのテストをする作業も含まれており、バグを発見すれば修正作業も行います。
人気言語に特化した仕事ができるので、幅広い業務に携わるシステムエンジニアと比べて、自身のスキルアップがしやすい職種になります。
プログラマーの場合は、会社勤めをしていても会社員の全体的な平均年収よりも高い収入を得られる傾向があります。
しかし、フリーランスの場合は報酬から天引きされることがなくなるため、会社勤めをしているプログラマーよりも高い年収を得る可能性があると言えるでしょう。
また、ITの中でも特にリモートワークや在宅テレワーク案件の多い特徴があります。
プログラマーは、システムやソフトウェアを作り上げるためのプログラミング言語が扱えることが必須です。
その上で、日々バージョンアップされていくプログラミング言語の仕様をキャッチアップする必要があります。
言語によっては、その時のトレンドによって流行り廃りがあるので、必ずしも1つの言語だけ使えれば良い、というわけにはいきません。
プログラマーに必要な能力は以下の通りです。
- プログラミング能力
- ハードウェアやネットワークを網羅しているインプット・アウトプット能力
- コミュニケーション能力
システムエンジニア同様、お客様のご要望をきちんと理解した上で作業する必要がありますので、コミュニケーション能力も必要です。
プログラマーとしてフリーランスでの独立を目指す場合は、プログラマー案件の多くは様々なシステムのプログラミングが主となりますので、多くのプログラミング言語を扱えたほうが案件が取りやすいです。
基本的には在宅案件よりも企業に常駐する案件のほうが多いですが、その分単価は高い傾向にあります。
③Webエンジニア
Webエンジニアは、Webサイト制作やWebアプリ設計開発などWebに関する案件を包括的に行います。
上記のシステムエンジニアやプログラマーもWeb系のシステム開発を担うこともありますが、近年Webエンジニアとしてフリーで案件をこなす個人の方が増えているため、別職種として挙げさせていただきました。
Web業界自体の需要が高く案件が豊富なことが特徴です。
また、Web系の案件は納期までに成果物を納品するものが多いので、在宅案件も多い傾向にあります。
Webエンジニアにとって必要な能力や知識は、以下の通りです。
- Webマーケティングやビジネス知識のインプット・アウトプット能力
- フロントだけでなく、サーバーサイドも扱える能力
- ネットワーク環境やセキュリティ対策などの基本知識
- コミュニケーション能力
Webエンジニアとしてフリーランスでの独立を目指す場合は、Webエンジニアの競争が激しく、他のエンジニアと比較して単価は安めとなっています。
まず実績を積んでから独立することをオススメします。
④インフラエンジニア
インフラエンジニアは、システムやWebサービスを動かすために必要不可欠で、ネットワークやサーバー、データベースの設計・構築、運用・保守・監視を行う職種です。
インフラエンジニアは、フリーランスであってもお客様先への常駐案件が多いです。
また、監視や保守にも関わるインフラエンジニアの場合、開発中心のプログラマーなどと比べてプロジェクト期間が長くなりやすいのも大きな特徴です。
インフラエンジニアにとって必要な能力や知識は、以下の通りです。
- インフラエンジニアとしての基本能力
- インフラエンジニアとしての実務経験
- 自己管理能力
- コミュニケーション能力
インフラエンジニアとしてフリーランスでの独立を目指す場合は、報酬は高めに設定されていますが、携わる期間が長いため時給換算すると労働時間が長く感じることもあります。
Webエンジニア同様、実務経験がないと案件を取得するのが困難なため、実務経験を積んでから独立することをオススメします。
⑤セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、コンピューターウイルスやスパイウェア、不正アクセスの脅威からシステム環境を守るために、情報セキュリティに配慮したネットワーク設計や構築、運用などの対策をする職種のことをいいます。
具体的には、企画、設計、実装、テスト、運用、の5つのステップに分けられます。
- 企画
- お客様のご要望をヒアリングし、どのようなセキュリティが必要なのかを企画する
- 設計
- セキュリティに配慮したシステムの設計を行う。ネットワークや、サーバー機器などのハードウェアやアプリケーションを設計する
- 実装
- ネットワーク機器やOSの設定に加え、プログラムの実装を行う
- テスト
- 実装したシステムに脆弱性がないかをテストする。ケースバイケースで、擬似的にサイバー攻撃を行いチェックする
- 運用
- 導入したシステムを安全に運用できるように、OSやアプリケーションのアップデートを行う。システム障害やサイバー攻撃などの対応もする
セキュリティエンジニアにとって必要な能力や知識は、以下の通りです。
- 情報セキュリティの専門スキル
- コンサルティング・問題解決能力
- 情報セキュリティの動向や法律への知識
- コミュニケーション能力
- 情報セキュリティ関連の資格
※シスコ技術者認定(セキュリティ)、(ISC)2資格、CompTIA Security+、ネットワーク情報セキュリティマネージャー(NISM)、公認情報セキュリティマネージャー(CISM)、情報処理安全確保支援士など
セキュリティエンジニアには、自社やお客様のネットワークが被害を受けたときに、調査や事故対応をする役割もあります。
セキュリティエンジニアとしてフリーランスでの独立を目指す場合は、会社員のシステムエンジニアやインフラエンジニアとして経験を積みながら、最新の情報セキュリティや、ネットワーク環境などの高度な知識や技術を習得する必要があります。
Webエンジニアやインフラエンジニア同様、まず実績を積んでから独立することをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では「ITフリーランスエンジニアの働き方5選」について解説しました。
ITに限らずどの職種もそうですが、会社員以外の選択肢としてフリーランスとしての様々な働き方があります。
私自身、フリーランスという選択肢を知ったときは、いきなり独立するのは難しいと思ったときもありました。
独立するまでには色々な方のサポートがあり、フリーランスとして徐々に活躍して行けたのだと思っています。
株式会社Story’sでは、経験の豊富なITフリーランスエンジニアはもちろん、これからITフリーランスを目指したい方の育成・サポートにも注力しています。
これからITフリーランスエンジニアを目指したい方がいらっしゃいましたら、お気軽にコンタクトフォームよりお問い合わせください。
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