佐藤:皆さん、こんにちは。
Story’sチャンネルです。Story's代表の佐藤です。
本日もSAPコンサルタントとしてITフリーランスをしている菊池さんをお招きして、 事前に視聴者の皆様からいただいていたSAPコンサルタントについて、ITフリーランスってどういうものなの?っていうQAをさせてもらえたらなって思います。
じゃあ、菊池さんよろしくお願いします
菊池:よろしくお願いします。
佐藤:改めてなんですが、簡単な自己紹介からお願いします。
菊池:私は大学の学部卒で就職しています。
電気科の学部に在籍していて、まずSAPを扱っているSIerに就職をして、10年間働いてきました。
その後退職しまして、フリーランスという形で働き始めて、今は3年目です。
佐藤:ありがとうございます。
では、早速質問に移りたいんですが。
Q.フリーランスのSAPコンサルタントの仕事の取り方は?
佐藤:結構多い質問なんだけど、ずばり仕事ってどうやって取ってくるんですか!?
菊池:一般的なところはまず、エージェント会社から紹介してもらうっていう取り方が多いかなと思います。
あとは、フリーランス歴を重ねていくと、それまでに自分が携わった契約先からリピートで仕事を紹介していただく形です。
この様に自分の伝手を使って取ってくっていうのが、大きいかなとは思います。
佐藤:なるほど。そうですよね。
大体この2つに大きく分かれると思います。
Q.会社員とフリーランスで、SAPコンサルタントの仕事内容は違うの?
佐藤:これもよく聞かれるんだけど、会社員時代とフリーランスにって、仕事内容違うんですか!?
菊池:はいはい。 それは結構変わってくるとは思いますね。
特に私が元々いた会社は、マネジメントをやる人=マネージャーが多い会社でした。
そこの会社でコンサルをやっていたとしても、結構マネジメント的な仕事を多くやることがありました。
で、フリーランスになると、その契約先の会社の人がマネジメントをしている中に、メンバーとして入ってくっていうようなポジションが多少変わってくるかなと思います。
一方、メンターの様な先輩がいるとかはもちろんなくなります。
「即戦力で1人でやってください」っていうことが求められるようになってきます。
ここが上手くできるかどうかっていうところは違いかなと思いますね。
佐藤:なるほど。
私も結構色んな案件に携わってきました。
そうすると、会社員時代とフリーランスになった時っていうのが、そんなに差はないかなって思う部分もありました。
やってることは、他のプライムの社員さんのところに同じポジションとして入ってるなっていうところもあったから、そこはなんかあんま心配してない部分もあるんだけど。
確かにそのPMでやってたっていうところが強いと、コンサルタントで入ると全然違うよね、
菊池:それはそうだね。
佐藤:なんかまあ、同じ役職で入った場合は多分同じだと思うよ。
あんま変わんないと思うのね。
フリーランスのPMもいるじゃん?会社員のPMとさ、そんな変わんないと思うんだよね。
菊池:その場合は、うん、そうだと思いますね。
佐藤:多分どの役職で入るかっていうところで、やっぱ大きな差は出ますよね。
あとは、会社員時代は新人教育とかもしてました?
新人教育はフリーランスになってからはないよね?
菊池:あー、それは会社員ならではですね。
あと、新人教育以外にも部署内での勉強会をやっていました。
自分がその案件でどういうことをチャッチアップしてきたかを持ち回りで、毎月1人2人とかやる場があったりしました。
そうなると、自分も1年とか1年半に1回ぐらい担当したり、逆に聞く側で参加することがありました。
そういうのは会社員ならではっていうところ。
会社員の時はめんどくさいなって、正直思ってる部分もあったりしたけど、会社員のいいところでもありました。
佐藤:確かにね、情報共有できる相手がいるとそうですよね。
フリーランスとかになったら、勉強の場って自分から掴みにいかないといけない。
むしろお金払ってでも掴みにいく位だと思います。
菊池:そうですね。
誰かがそのまあ教えてくれるとか、次はこういうことにチャレンジしてみよう!とか言ってくれる上司はもちろんいないわけです。
そこは会社員の方が強い面かと思います。
Q.SAPコンサルタントのフリーランスになったら会社員時代よりも自由な時間は増えましたか?
佐藤:次に、会社員時代より自由な時間って取れましたか!?
これ、ぶっちゃけトークでお願いしますって笑
菊池:それはまあ取れます!
何でかって言うと1番会社員の頃嫌だったのは、結構遠いところの案件に日帰りで毎日通ってくださいみたいな案件。
今、自分がどこに住んでるかっていうにもよるんだけど、
例えば、案件は神奈川県横浜です。
で、自分は今千葉に住んでますとなると、東京を通って反対側まで行くみたいになる。
そうすると、片道2時間ぐらいかかってしまう。
でも出張にしないから、必ず毎日通勤してくださいみたいな。
そういう現場も実際にあったんで、残業が多い、少ないっていう要素以外にも自由な時間っていうのはすごい捉えてしまう。
フリーランスになると、自分がその案件やりたいか、やりたくないかってで応募するかしないかを選べます。
佐藤:分かりやすいですね。
Q.SAPコンサルタントのフリーランス、ぶっちゃけ稼げるの!?
佐藤:あと、実際稼げるの!?
これもめちゃめちゃ多い質問です。
菊池:多分気になるところなのかなとは思いますね。
稼げる稼げないって言ったらやっぱり稼げます。
フリーランスでやってる方が、安定して仕事があればもちろんたくさん稼げるっていう部分もあリます。
ここ数年のそのトレンドみたいなところで見ていくと、フリーランスに限らず、IT業界自体の1人に対して払う単価が上昇傾向かなって感じています。
私も2、3年前に独立したタイミングで紹介受けて、その時は見るだけで終わった案件情報を今改めてみると、単価が2割ぐらい上がってたりします。
この2年ぐらいで 1割2割ぐらい上がってるというのを感じているし、もっと前の10年前とかと比べると、下手したら1.4倍とか1.5倍とかそういう風になってるケースがあるかなっていうのは思います。
稼げる稼げないのっていうと、今は単価が上がっているので、稼げるって面があるかなと思いますね。
3か月の契約を更新していくっていうのが一般的。
例えば使えないなと思われたら3ヶ月で切られてしまいます。
そうすると、また次の案件をあの1ヶ月、2ヶ月探して、また次の案件に入ってという働き方になります。
その場合って例え3ヶ月働いて2ヶ月空があると5ヶ月の中で単価としては、3か月分をもらった収入になります。
それでも全然暮らしていけるかなっていうのは正直思います。
だから、稼げる稼げないって言ったらま稼げるっていうことにはなると思うですが、
やっぱり「3か月で点々とします」みたいな生活って、結構メンタル的にしんどいかなって思います。
稼げるから、とりあえずフリーランスになりますっていうのは、ちょっとオススメはできないかなと思います。
佐藤:1個前の動画でもありましたが、やっぱり求められるスキルをちゃんと身につけてからってことが大事なのかなと思いました。
菊池:そうですね。
仮にその3ヶ月で切られますってなると、自分自身はその経験がないんですが、
1ヶ月目の時点で、この人はちょっともう更新はないからっていう契約切りを判断。
2ヶ月目とか3ヶ月目は大した仕事も貰えず、誰でもできるような仕事をして、契約が終わったら、そのまま終わりみたいな感じです。
もちろん送別会とかもないですし、人との繋がりが増えることもない。
それを続けていくっていうのは、メンタル的に普通の人は多分できないと思います。
そう思うと、安定して仕事を続けていけるだけのスキルを身に付けてから、フリーランスになるっていうのがいいのかなと思います。
Q.SAP・ERP未経験でもフリーランスSAPコンサルタントになれますか?
佐藤:最後に、SAPのコンサルになりたいです。
ただし、他のERPとかSAPやったことなくても、IT系にいたからっていうので、フリーランスになれますか!?
菊池:SAPのフリーランスはまあ正直ちょっと難しいのかなっていうのは感じていますね。
ていうのも、SAPっていう製品の触り方って、独特な部分があるからです。
例えば、通常のITのコンサルだったら、データベースのデータ見方というのはあると思うんですけど、SAPのデータはその知識が通用しないんですよ。
SAPのデータの見方は特殊でSAP内での操作の仕方があって、それがわかってないと多分入れないし、プログラムの見方も一般的なプログラム開発とはやり方が違っています。
通常のプログラムが読めるからSAPのプログラムが読めるようになる期間っていうのは、割と短時間に進むと思うんだけど、まず操作が分からないっていうところに行き詰まると思うんで、いきなりフリーランスっていうのは難しいと思います。
だから、SAPの案件を扱ってる会社に対して会社員として入ってお作法を身につけてから、独立するっていうのがいいかなと思います。
佐藤:なるほど。
SAP未経験でもフリーランスになりたいっていう方々の気持ちは後押ししたいけど、そこに至るまでにはちゃんとスキルはつけていた方がいいよってことですね。
菊池:そうですね。
しっかり準備をして、準備が整ったタイミングで独立していくと良いと思います。
佐藤:なるほど。
でも本当にこの件って結構色々聞かれます。
弊社は結構トレーニングとかもさせてもらってて、実際SAPのトレーニングとかもあります。
例えば、PMOからだったら入れるのか!?
PMOでSAP案件に入らせてもらって、SAPのチームにいるから、SAPを積極的に触るっていうスタンスでいくと、知識スキルを身につけていくというケースもあるのではと思っています。
菊池:そういうのは多分1番理想的と思います。
違う仕事を自分の力でできて、かつ、周辺としてSAPがあるからキャッチアップしていく事ができれば、すごい理想的だなと思います。
佐藤:今回も結構リアルな話を聞かせてもらって、ありがとうございます。
今回の動画以上となるんですけれども、ここまで菊池さんから主にSAPについて学ぶっていう時間となりました。
もし、何か他にも「こんな事聞きたいです」っていう方いらっしゃったら、コメント欄とか、Story'sの方に問い合わせしてもらえたらと思います。
皆さんぜひチャンネル登録、いいねもお願いします。
では、また別の動画でお会いしましょう。今日は以上となります。ありがとうございました、