こんにちは!
株式会社Story’s 代表取締役の佐藤です!
前回は、YouTube動画「会社員SEとフリーランスSEの仕事の違いって?」の補足として、「【上流工程フリーランス必見】エージェントの選び方のコツ3選」を紹介しました。
IT業界における働き方の一つとして、SESがあります。
SESとは「System Engineering Service」の略で、ソフトウェア・システムに関する開発から保守、運用業務をするために、技術者をクライアント先に派遣する技術支援サービスです。
主にクライアント先に常駐して開発業務などの作業を行います。
今回は「 【ITフリーランスお金の不安①】数年で激変!SES業界の最前線 」の補足として、「SESとSIerとの違いやSES業界のリアル5選!」について紹介します。
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1.「SES」と「SIer」の違いとは?
まず「SES」と「SIer」は混合されやすいので、この2つの違いについて紹介します。
SIerは、「System Integrator」の略で、お客さまから発注を受けてシステムやアプリケーションを作る企業のことを言います。
SESは、労働力が必要な企業にエンジニアを派遣し、SES契約(準委任契約)に記載された特定の業務の範囲内で業務を行います。
SIerは、請負契約に記載された範囲で決まった業務を引き受けてシステムやアプリケーションを作り、お客さまに成果物を納品します。
補足ですが、派遣は、労働力が必要な企業にエンジニアを派遣し、客先の指示に従って業務を行います。
SESと派遣との違いは、契約書に業務内容が定められているかどうかです。
2.SES業界のリアル5選
SES業界についてのリアルについて、知るべき5選を紹介します。
リアル①:SESはホワイト企業かどうかを見極める
SES業界に関わらず、ホワイトな企業だけでなく、ブラックな企業もあります。
そのため、下記の項目を確認してホワイト企業かどうかを見極める必要があります。
[su_box title="確認すべき項目" style="glass" box_color="#656cff"]
・口コミ:悪い口コミが多いのかなどの口コミの内容はブラックではないか
・公式ホームページ:更新頻度や内容は適切か
・SNSやブログ(代表がやっている場合):更新頻度やあなたの性格とマッチしているか
・給料(短期・長期):あなたのご要望に合っているか
・自社作業の量:あなたのご要望に合っているか
・勤怠ルール:あなたのご要望に合っているか
・会社の営業力(自分の商流):あなたのご要望に合っているか[/su_box]
リアル②:上場企業の子会社や大手SESがオススメ!転職することなくいろんな会社で働くことができる
普通に入社するのは難しいであろう大手企業の現場を経験できることが特徴の1つです。
具体的な会社名は明かせませんが、私が関わった現場はすべて誰もが知っている大手の企業です。
大きい組織での人や仕事の管理の方法を学べるのは貴重な経験です。
1つの会社でずっと働き続けることも大切なことではありますが、1つの会社で長く続けることでは得られなかった知識や経験、スキルを吸収していけるのが大きな魅力です。
リアル③:案件内容に強いこだわりがない人、安定志向が強い人が向いている
SESに向いている人の特徴の1つとしてあげられるのが案件内容に強いこだわりがない人です。
SESにおいてどのように配属先が決まるかというと、基本的には会社や営業の方針によって決定することになります。
案件・作業内容を選べずに現場が決まってしまうこともありますので、 案件内容に強いこだわりがあるエンジニアは不満材料となります。
さまざまな現場を経験できるというのがSESのメリットでもありデメリットでもありますので、 新しい現場や作業内容に対して前向きに考えることができる人のほうがSESに向いているでしょう。
また、SESの案件は長期間参画となる現場も多いため、比較的安定志向のエンジニアのほうが向いていると言えます。
リアル④:未経験者や他業種から転職してきた人、経験が浅くても教育してもらうことができる
SESに向いている人の特徴の1つとしてあげられるのが未経験者や他業種から転職してきた人です。
SES業界は一般的に未経験者や異業種から転職してくる方が多く、スキルがないエンジニアでもIT業界でゼロから経験を積むことができるメリットがあります。
SES企業は未経験者向けに研修が充実している企業が多いこともあるので、知識や経験がなくても安心してIT業界で働くことができます。
このように未経験から手に職をつけたい方にとってはSESは非常に魅力的な働き方と言えるでしょう。
また、SESのメリットとして教育してもらうことができるという点があげられます。
未経験はもちろんのこと、経験が少ないエンジニアの場合は、現場の即戦力になることは難しいです。
SESはさまざまな案件がありエンジニアを教育してくれる案件や未経験からでも育ててくれる案件も多いです。
そのような案件の場合、エンジニアは現場での即戦力ではなくても教えてもらいながら給料をもらえます。
もちろんいつまでも教えてもらう立場でいるわけにはいきません。
しっかり自己学習をすることは必須ですが、未経験者をサポートしてくれる現場が多いのはSESのメリットの1つです。
リアル⑤:自分の市場価値を知ることができる
SESのメリットとして自分の市場価値を知ることができるという点があげられます。
SES企業に入社すると様々な案件にエントリーすることができ、面談を行うことになります。
自分のスキルと経験の書類通過率や面談通過率など客観的な数字を知れるので、 自分のエンジニアとしての市場価値を知る材料になります。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では「SESとSIerとの違いやSES業界のリアル5選!」について解説しました。
副業解禁や働き方改革により、フリーランスエンジニアの数は今後も増加するでしょう。
今回紹介しました内容を踏まえて、SES業界もフリーランスエンジニアと提携するケースが増えていますので、ニーズが高まっています。
株式会社Story’sでは、フリーランスエンジニア(業務委託)のSES案件を数多く紹介しています。
もしSES案件を探している方・企業様がいらっしゃいましたら、お気軽にコンタクトフォームよりお問い合わせください。