佐藤:ITフリーランスとして活躍されている中で、いろんな案件をやってきたかと思うんですよ。
「最初から専門的なことだったのか」とか、「いきなりどういうことやるんだろうな」って視聴者の方って思うと思うんですよ。
なので、私はこうだったよってところを簡単に紹介してもらえたらなと思います。
宮永:はい、30代になってから、フリーランスでIT業界にチャレンジしたって話をしたんですけど、今までで3社3案件やってるのかな。
まず1案件目が、機械メーカーでPMOという形でした。
そこでは結構事務職に近いところで、開発プロジェクトの進捗管理だったりとか、 あとはその人の稼働の部分の管理だったりとか、そのPMの方補助という形で資料を作らせていただいたりとか、そういう事務に近いところからスタートしたっていうのが最初でした。
佐藤:はい、それはやはり事務職に近いところをやらせてほしいみたいなことを言ったんですか?
宮永:言ったというか、言ったのかなあ、、
基本はオファーいただく形で仕事っていただけるので、自分の経歴を見て、うん、これだったら合いそうだなっていうところでオファーいただいたものがそういう業務内容だったので、それだったら私もできるかなっていうのと、でも少し背伸びはしつつ、頑張れるかなっていうところで最初はやってきたっていう感じですね。
佐藤:なるほど。その時、その背伸びっていうのは、その開発プロジェクトっていうのが多分初めてですよね。
宮永:そうです。
佐藤:言葉はわかりました?
宮永:わからなくて、しかも最初は英語を使う企業だったので、英語でその開発用語っていうのを覚えましたね。
本当に開発の一般的な流れっていうところもわからなかったんですけども、 そこから全部教えてもらったり。
佐藤:うんうん
宮永:自分でまずは用語を調べながら。
でも、そこの最初の案件で用語に少し触れたりとか、少し開発の流れってこういう風にやってるんだっていうのがわかったのは、すごいよかったなっていう風に思います。
佐藤:なるほど。その案件っていうのは、継続の意思の確認とかあるじゃないですか。
その契約のタイミング、更新のタイミングってありますよね。
そういうのって、ぶっちゃけすぐ切られました?それとも、継続依頼が来ました?
宮永:最初、継続依頼が何回か来たんですけど、ちょうどコロナのタイミングになって、実は企業側からもちゃんと正直に言ってもらって、その部署の予算が少なくなってしまった。
まずはやはり社員を守らなければいけないっていうのは、しょうがないと思うので、ごめんなさいっていうことで、最初の件はそれで終わりました。
佐藤:はい。そのコロナのところはね。
もう宮永さんだけじゃなくて、いろんな方がやっぱり。
今、特にフリーランスの、いいとこでもあるし悪いところでもあると思うんですけど、入りやすいっていうのと、切りやすいって、あるじゃないですか。
宮永:最初の案件で、それをすごく体感できたのがすごく良かったです。
今になってはいい経験だったなとは思います。
佐藤:いいですね。じゃあ、その次の案件っていうのはどんな感じでしたか。
宮永:その次の案件が、 IT企業のアプリ開発。
佐藤:スマホの?
宮永:そうです。スマホのアプリを開発しているところのPMOっていう案件に参入させていただきましたね。
佐藤:そこだと役職、役割は前回のメーカーさんとは違うんですか?
宮永:そうですね、PMOっていう役職っていうんですか?それは一緒だったんですがいい感じのステップアップで、開発している人たち、プロジェクトリーダーみたいな方たちとより近くで仕事をさせていただけたんです。
そこでもう1歩深く開発の仕組みだったり、具体的に開発されてる方がどういうことしてるのかっていうのも、知れたりとか、もっと言うと、そのアプリの作り方の専門用語、そこの部分もその2件目の案件で、知れたっていうのがすごく良かったですね。
佐藤:結構みなさんの話を聞かせてもらうと、案件の中でしっかりと吸収するぞっていうか、自分から学ぼうっていう姿勢があるかないかって結構大きいと思うんですよ。
宮永:そういう意味で言うと、私は最初は未経験で、自分がIT業界に行けるって思ってなかったから、もう参加させていただけるのがすごいありがたかったので、用語とか開発とかを学びながら、勉強しながら仕事もできたので、それはすごいよかったですね。
佐藤:結構これは、宮永さんみたいなPMOっていう職種のフリーランスの方でうちで紹介させてもらう方で多いのは、指示待ちが多かったりとか。
それは今までの仕事がそうだったからって習慣が絶対あると思うんですよ。
会社員時代には指示されてやるっていうところがあった訳で。
ただ、そうすると、やっぱり切られやすいんですよ。
それで一緒に話してて、その原因分析とかすると、「あ、そこの姿勢かな?」みたいなところやっぱあって。
宮永: すごく意識していたことはないけれども。
でも、その業界あるあると思うんですけど、とにかく専門用語がめちゃくちゃ多くて、そこの用語を覚えないと仕事にならないってのはわかってたので、まずそこをどんどん覚えていこうっていうのは意識していて、わからない言葉が出るたびに自分で調べて、自分でまとめてとか、そういうのは結構やっていってたかなと。
佐藤:2案件目っていうのは、自分から継続を辞退されたんでしたっけ。
宮永:そうですね、2案件目は自分から。
佐藤:3案件目でもっとこういう風にしたいみたいなとか、そういうのがあったんですか。
宮永:リアルな話をすると、その2案件目、まだずっとコロナの最中で最初は在宅勤務っていう契約だったんですけど、コロナ落ち着いてきた時期だったので、出社してくださいって言われて、出社したくなかったので、 お断りしたっていうのがあるんですけど。
もう1つあったのは、もう少し収入を上げたかったっていうのもあるし、もっと開発に近いところで、開発の経験とか知識伸ばしていきたいなって思ってたのもありますね。
案件が変わって、自分が経験積んでいけば、収入も上がっていくだろうなっていうのもだんだん分かってきてたので、どんどん行ってみようみたいな感じに。
佐藤:その時ね、相談も受けてはいましたし、やっぱり大事かなって思ったのが、40代、50代ってなった時の、フリーランスとして生き残れるかっていうところは、 すごく色々課題があって。
我々がね、40代、50代になる10数年後っていうのは、フリーランス業界も変わってると思うんですけど。
でも自分のスキルを磨いておくってのは、生き残るためにはすごい大事かなって。
宮永:身に染みて体感しております。
佐藤:じゃあ、3案件目はどっちかって言ったら、より開発のスキルが身につくようなところで、より深くって感じですかね。
宮永:そうですね、3社目は通信業界なので、ウェブサイトとかアプリを開発しているところのプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)っていう形で参加させていただきました。
佐藤:はいはい
までも、そこはほんとに資料を色々作ってましたね。
宮永:そうですね、最初本当にわからなくて佐藤さんにいっぱいお世話になりました。
佐藤:びっくりしたんじゃない?
宮永:そうですね、いきなり私が開発経験ないっていうことは、あの、分かっていらっしゃったと思うんですけど、いきなりあの案件要望書でしたっけ?とか作ってって言われて、はい、最初色々アタフタしたなーっていう思い出ですね。
佐藤:あれもいい思い出ですね。
宮永:はい、ほんといい経験でありがたいです。そういう風にやらせていただいて。
佐藤:こうやっていろんな案件を経験されてく中で、ITフリーランスにチャレンジしてやっていく中でよかったこととかありますか。
宮永:いいんですか、ぶっちゃけ。(笑)
ぶっちゃけいくつかあるんですけど、まず1つ目は収入が上がったっていうこと。
20代の時に思ってたのは、事務職でずっと続けても、そんなに収入は上がんないなっていうことは、先輩見ててわかってたし、周りの人とかもやっぱそういう人が多いなって、
佐藤:うん、わかってたんですね。
宮永:はい。このIT業界でフリーランスをやってると、自分の知識とか、経験が、即時に案件の金額で反映されて、収入が上げられる、数年であの体験をしたので、それは本当に良かったなって思いますし、今後の可能性っていうところでも。
佐藤:いいなと思います。うん。
宮永:2つ目は働き方がすごい自由にできるなっていうのは思っていて。
ちょっと女子みたいなトークになりますけど大丈夫ですか?(笑)
会社員だった時に、どうしようって思ってたことは、先輩を見てると、みんな結婚をしたり、出産を機に辞めたりとか、結婚もして、出産もして、子育てしながら働いてる先輩方がめちゃくちゃ大変そうだったんですよ。
その周りの人たちも、フォローするために手伝ったりとかして、 会社を続けながら、結婚とか出産していく子育てしてくって、すごい大変そうだな、私には正直こんな大変なのは無理だなって思って、働き方を変えたいってのがあって。
今ITフリーランスになって、基本は在宅勤務でいいよって言っていただいていてすごくいいし今後のことを考えても、時間帯も調整が効きやすいなっていうのはあるので、今はフルタイムで働いてますけど、今後、自分のライフステージが変わった時とかに、短時間とかそういう働き方ができるんだろうなっていうのは、この業界で、この働き方をして、めちゃくちゃ体感してるというか、可能性はめちゃくちゃ感じています。
佐藤:そうですね、実際にうちの会社から紹介させていただいてる女性のフリーランスの方とかも、 1ヶ月分フルで働く、1日8時間ていうのを100パーセントっていう風にした時、それの半分(50%)で働けるっていうのもやっぱあるんですよね。
しかもフルリモートっていうことで、そうすると、その方は結婚したばっかっていうのもあって、結婚出産した時のために、今そういう働き方で慣れておきたいっていうのはあったみたいです。
宮永:うん、めちゃくちゃ共感してます。はい、ほんと理想ですねそれが。
次はあの、そういう風な働き方が選択できるような状態になりたいです。
佐藤:それはね、ぜひやってほしいです。
宮永:頑張ります。はい。
佐藤:最後に見ていただいてるね。皆さん女性が多いと思うんですけど、これからフリーランスをやるとか、チャレンジしたいとか、そういう方に対して一言。メッセージがあれば。
宮永:そんなあの大したことは言えないっていうか、そんなアドバイスとかはないんですけど。
私もほんとに20代の時は、 まずフリーランスっていう働き方があることさえ知らなかったし技術とか、スキルとかがない文系の自分が、ITフリーランスっていう仕事をできると思ってなかったし、開発の経験とか大学で学んだわけでもないし、会社員時代にやってたわけでもないのに、ITに参入できるって、1ミリも思ってなかったんですね。
でも、そこからほんとに周りの人たちの変化とか、周りの人たちの考え方とか、いろんなことに影響を受けて、自分にも可能性があるってことを知れたから、今があるなっていう風に思います。
本当に思ってもみなかった働き方とか今できてるので、今どうしようって思ってる方にも絶対チャンスはあると思うんで、まずは行動してみて私は良かったなって思います。
佐藤:楽しい話をありがとうございました。
今日はですね、こういった形で実際に未経験からITフリーランスとして活躍されている、宮永さんのリアルな話を聞かせていただきました。
本日は本当にありがとうございました。
宮永:ありがとうございました。
佐藤:引き続き、お互い頑張っていきましょう。